理想のリーダー像とは
このページは、FUSEが理想とするリーダー像についてご説明します。
リーダーというと皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか?
選ばれた人や能力の高いエリートを想像するかもしれません。
しかし我々は、普通の生活をしながらも、自分のできることに対して志を持ち、懸命に取り組んでいる人、そんな人全てをリーダーと考えています。
そこでFUSEは「新・一領具足」という概念を提案します。
戦国時代の土佐の国では、長曽我部元親によって率いられた「一領具足」と呼ばれる武士の存在がありました。彼らは半農半士の存在です。
戦国末期にさかのぼる。そのころの土佐は長曾我部元親によって統一されたが、元親は勢いを駆って四国平定を志した。他の三国(阿波.伊予.讃岐)はなお室町体制の武士組織が継続していたが、"チョースガメ"と訛ってよばれたこの新興土佐の軍は、約一万の農民出身の者が刀槍をたずさえて正規武士として主力をなしていた。元親にすれば四国平定のための兵員不足のために、いわば領民皆兵制をとったのだが、動機が功利的であったとはいえ、結果は平等という思わぬ思想の根を土佐の風土におろさせることになった。かれらは農民兵といっても足軽という歩卒ではなく、軽格ながら士分で、馬一頭を持っていた。平素は田畑を耕し、耕作中も具足櫃(びつ)をかたわらにおき、あぜに槍をたてて、兵糧をむすびつけてあった。そういうことから、「一領具足」とよばれた。
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我々がこの一領具足に注目するのは、半農半士という考え方を現代に当てはめて考えれば、今のあらゆる諸問題を解決に役に立つのではと考えるからです。
半農という部分を、「自分の生存」というものに置き換えます。
「個人の幸せの追求」
半士という部分を、「社会(歴史)や自分以外の人への貢献」というものに置き換えます。
「社会への貢献」
「自分の生存」というためには、生活の糧を得るためのキャリア育成、資金計画が重要になります。
「社会(歴史)や自分以外の人への貢献」のためには、人生に対するテーマが必要です。
FUSEでは、この2つのバランスの取れた人物を理想のリーダー像と考えています。
またそういう人生を考えることが、ライフプランニングだと思っています。
21世紀はあらゆる問題が山積しています。
この問題を解決するのは、エリートと呼ばれる従来型のリーダー像ではなく、普通の人がリーダーの役割も担うという「一領具足」の発想でいくべきであると思います。
土佐の誇る幕末の志士たちも、身分の低い普通の若者だったのですから。
FUSE代表 依光晃一郎
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