Last Update:02/05/11
 
アフガニスタン展
 
2002年2月4日 朝日新聞(高知版・朝刊・23面)
2002年2月4日 朝日新聞
(高知版・朝刊・23面) 
 
平和時の生活など50点
高知で長島さんの写真展
 
世界各地で撮影を続けてきた大阪出身の写真家、長島義明さん(59)の写真展「平和だった頃のアフガニスタン」が高知市秦南町1のイオン高知ショッピングセンターで開かれている。5日まで。入場無料。
 
 会場には、色鮮やかな民族衣装を着た少女や、窯でパンを焼く男たち、手作りの回転木馬で遊ぶ子供たちなど平穏な日常生活をとらえた作品や、険しい山の風景の写真など、旧ソ連が侵攻する前の78年に撮影したカラー写真約50点が並ぶ。
 
 米国の同時多発テロ以降、怖い国というイメージが持たれがちなため、長島さんは「実際は魅力的な国だ」と知ってもらおうと、全国で写真展を開催。8カ所目の高知は、知人の大学生の 仲介で、高知大を中心とする学生グループが企画した。
 
 長島さんは「アフガニスタンの人々は紳士的で、どこへ行ってもお茶を振る舞ってくれた。昔の日本を思い起こさせた」と振り返り、「長い戦争が美しかったアフガニスタンを荒廃さ せてしまった。私が見たあの美しい風景を見てもらいたい」と話している。【大川泰弘】

 

もどる