「武士はそれによって人を斬り、ときにはおのれを斬る」「竜馬がゆく」2巻 京日記 より
「たったそれだけの理由で、人間一ぴきを殺したのか。生きものに愛しみを持たぬやつはろくでなしだぞ」 「だって、旦那は、人殺しの術をつかう剣客じゃござんせんか」 「武士の剣はべつだ。武士の剣には、千年のあいだ、剣というものについて考え考えぬいてきた義と理と法が背景にある。つまり武士道というものだ。これだけが世界にほこるぺき精神の巨嶽だとおもえ。武士はそれによって人を斬り、ときにはおのれを斬る。盗賊の殺人とはおのずから りがう」
「勝手なもんですねえ」
FUSEが心から推薦する一冊です。 是非読んでみてください。
「竜馬がゆく」 |
依光感想 武士道とは、剣という人を殺すものを通し、その危険性を哲学まで高めた文化だと思います。 剣禅一如という概念がなぜ生まれたのか? 武士道が与えた社会・文化への影響とは? 非常に興味があります。
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